ヘッドスピードの限界を超えるドリル

ゴルフ飛距離アップトレーニングの4回目・最終回です。今回は飛距離の限界を超えるドリルを行いました。ブランコの立ち漕ぎの要領でクラブヘッドに勢いをつける練習、軽い棒(elite grips 社の1SPEED)で高速素振りを行い、高速で振る感覚を養う練習です。

下半身を使ってヘッドスピードの限界に挑戦

 手に持った振り子の振り幅を少しづつ大きくしていく要領で行います。足をスクワットのように上下させることで、クラブのフル幅を大きくしていきます。

  • 膝を曲げ伸ばしして上下させることで、クラブ振りの幅を大きくしていきます。
  • バックスイングからダウンスイングへの切り返しで、曲げた膝を伸ばすことで加速する
  • スイング中で力を入れるのは、このタイミングだけです。ブランコで立ち漕ぎをして勢いをつけるのに似ています。

 脚の上下と切り返しのタイミングを合わせるのが難しかったです。
 アドレスから右の股関節をロックするまで勢いよく動かしてクラブを振り上げます。(このとき腕でクラブを引き上げてはいけない)
 トップでは膝は伸びています。ここで、グリップはその高さを維持したまま膝を曲げます。その後、膝を伸ばすと同時に左股関節をロックするまで動かすことでダウンスイングを行います。
 この練習でヘッドスピードは38m/s くらいでなかなか40m/s を超えませんでした。

1SPEED を使って高速素振りを体感

 クラブより高速で触れる軽い棒の1SPEEDを使って、体に高速振るイメージを覚えこませてから、クラブに持ち替えて振る練習です。
 目一杯振り回しましたが、MAXスピードは47m/s までしか行きませんでした。受講生で一番早かったのは、55m/s でした。この後、普通のクラブに持ち替えて振るのですが、この人の場合、クラブの最速よりプラス15m/s でしたが、私はプラス 7m/sでした。

 この後、コーチが1SPEEDを60m/s くらいの速度で目一杯振ります。振り終わってから7秒以内に受講生がドライバーを目一杯振る練習を行いました。コーチの高速スイングのイメージを目て脳に焼き付けると、脳がそのイメージを再現しようとする効果を利用するトレーニングです。動体視力活用法と呼ばれます。
 コーチが受講生の打席を順番に回って高速素振りをしてくれます。
 

ヘッドスピードアップ 素振りとヒッティングの比較

 再びクラブを持って、素振りのヘッドスピードとボールを打ったときのスピード比較を行いました。
 素振りの速度39m/s、ボールを打ったときの速度 41m/s と素振りより速い速度になっていました。 
他の3人の受講生は、素振りよりボールを打ったときのヘッドスピードは遅いのですが、その差の多き人、小さい人に分かれました。
 差のおきい人2名は、スインガータイプ、差に小さい人2名は、ヒッタータイプということでした。

 この日は、限界を越えるということでしたが、この日の最速のヘッドスピードは、44.6m/s で、限界を越えることはできませんでした。

 

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まとめ

 全4回の講習を終えることができました。ここで教わったヘッドスピードアップのポイント

  • グリップ、腕など体の力を抜く
  • 体の回転は右股関節がロックするところから左股関節がロックするところまで
  • 手や腕でクラブを上げない
  • スイング中に力を入れるのは切り返し時の1瞬だけ
  • 自分にあったスイングリズムを知ること

 今回は思うような結果を得られませんでした。
 理由としては、短期間でやる事が色々あったので、どの方法も消化不良になっていたと思います。
 この後は、今回教わったドリル、トレーニングの内容を自習練習で復習して自分のものにして、ヘッドスピードアップを目指していこうと思います。