前回の指摘は、グリップはゆるゆる、バックスイングは右足の股関節がロックするまで、フォローは左足の股関節がロックするまで。
スイングの力の入れ時は、ブランコに乗っている子供を後ろから押してあげるときの要領と同じです。つまりブランコが一番振れて静止した後、まさにこれから動き出す瞬間に押すのと一緒です。
飛距離アップトレーニングの実技初日のテーマは、自分に合ったスイングのリズムとフォワードプレスの方法を、いろいろ試した中から見つけることでした。
ゴルフスイングリズムの確認・自分に合ったリズムは?
飛距離アップレッスン体験2回目を受けました。1回目は講義がメインだったので、実技は1回目です。レッスン時間の1/3 が素振り、残りがボールを打ちました。1回目に測定したヘッドスピードの更新を目指して素振りをしましたが、38m/s が最速で前回の40m/s を超えることができませんでした。
グリップはゆるゆる、バックスイングは右足の股関節がロックするまで、フォローは左足の股関節がロックするまで。
素振りでスイングリズムを確認
スイングには各自にあったリズムがあるということで、2拍子と3拍子の2種類のリズムパターンでスイングして最高速度が出たリズムパターンを選びました。
2種類のリズムは、1-2と1-2-3です。
注意点は、イチ-ニ~イ-サンではなく、1と2、2と3の間は等間隔にすることです。
素振りでは、いきなりクラブを振るのではなく、狭い範囲でクラブを体でゆらゆら揺らしてからバックスイングに入ります。これは、手でクラブを振り上げないようにするためです。
振り子を徐々大きく振らす要領で行います。
この素振りで、41.2m/s とこの日初めて前回の40m/s を超えました。
自分に合ったリズムは2拍子でした。
むかし、テニスをやっていたのですが、テニスのサービスも2拍子でした。
多くの人は、ボールを高く上げて最高地点から落下している途中で、ボールをヒットします。
しかし、私はボールを低く上げて、頂点でヒットしていました。ボールを高く上げて落ちてくるのが待てなくて、このような打ち方になっていました。
ボールを打ってスイングリズムを確認
次はボールを打ってのスイングリズム確認です。
ボールがあるのでクラブをゆらゆら揺らせません。その代わりとして、フォワードスイングを行います。
フォワードスイングは足で行う、グリップで行う、チンバックするの3種類を行って、自分に合った方法を選択しました。
自分の場合はチンバックになりました。実際にはどれも似たようなものだったのですが、こうなりました。
ドライバーを全力で振って、ひたすらボールを打ちます。
この方法出た最高ヘッドスピードは42.2m/s でした。
2.2m/s ですが、最高速度更新できました。
ヘッドスピードが速いときは、右の股関節がロックされるまでバックスイングできた時でした。なかなか、そこまでバックスイングが出来なくて、その途中でダウンスイングに入ってしまします。
そして、力を入れるときは次の一瞬です。
- スイングの力の入れ時は、ブランコに乗っている子供を後ろから押してあげるときの要領と同じ
- ブランコが一番振れて静止した後、まさにこれから動き出す瞬間に押す
一瞬だけというのがなかなかできません。
つい、スイング中ずっと力が入ってしまいます。そのたびに、ブランコを押すときに子供を追っかけてずっと押しますかと言われます。そういわれても、できないんですよね。
ここで、JPDA開発のシャフトが付いたドライバーに交換しました。
しなりが大きくて、戻りが早いのが特徴のシャフトです。
ドライバーのヘッドの性能は各社同レベルで、そんなに変わらない。
けれどもシャフトはまだまだ改良の余地があるとのことでした。
このシャフトの付いたドライバーで、最高45m/s が出ました。
自分のドライバーだとせいぜい42m/s でしたが、JPDAドライバーは安定して43m/s は出ていました。
4人の受講生の共通課題は、力を入れすぎること。
力を入れるのは、切り返しの一瞬だけなのに、みんなは切り返しからインパクト、フォローまで力が入っている。
ヘッドスピードを出そうとするとどうしても、切り返し以降は力が入ってしまう。この力の抜き方を覚えれば、さらに飛距離アップが期待できる。

ゴルフクラブ飛距離の悩みを解決するJPDA開発シャフトとは?
JPDAのPROTOTYPE-LD はどんなシャフト?
ここで、JPDA開発のシャフトが付いたドライバーが紹介されました。このドライバーは、ドラコンプロが自分たちがドラコン大会で使うために開発したということでしたが、一般ゴルファー用のシャフトも販売されています。
このドライバーのシャフトは、しなりが大きくて、戻りが早いのが特徴です。
ただ柔らかいだけではなく、インパクトの時に最大限に力が解放できるように、シャフトのしなりから余計な動きが出ないよう設計されています。
また、柔らかいシャフト独特のヘッドが暴れる感覚をなるべく抑えた構造になっています。
シャフトで飛距離を伸ばすためには、しなりを活かしてヘッドスピードをあげ、ボール初速を上げることが一番効率が高いという結果がでているそうです。
しなりの大きいシャフトのデメリット
ティーショットを左ドッグレッグのホールではドローボール、右ドッグレッグのホールではフェードボールをといったようにインテンショナルなショットを打ちたいときがあります。しかし、シャフトがしなるとフェードを打とうとしてシャフトがはしりすぎてしまい、逆球が出たりする場合がありますので、このようにボールの弾道をコントロールしたいタイプの方にはデメリットになってしまいます。
一方、常に持ち球で打って飛ばしたいというゴルファーにとっては、インパクト時にシャフトがしなり戻ることでヘッドスピードが上がり、飛距離が今よりも伸びる可能性は高くなります。
PROTOTYPE-LDⅡのシャフトが付いたドライバーを打ってみた!
シャフトがしなるので、感覚的にはシャフトの長さが短くなったように感じて、クラブを振りやすく感じます。
肝心のヘッドスピードは、42~43m/s が安定して出ました。
今回のMAXヘッドスピードは、45.0m/s がでました。
自分のドライバーの最高ヘッドスピードは、42m/s でしたので、クラブを変えただけで3m/s アップしたことになります。
他の3人の受講者は、いずれも初日の最速ヘッドスピードの+5m/s以上という結果でした。ですので多くの人に同程度のヘッドスピードがアップする効果が期待できると思います。
まとめ
ほぼ50分間ドライバーを振り続けました。
4人の受講生の共通課題は、力を入れすぎること。
力を入れるのは、切り返しの一瞬だけなのに、みんなは切り返しからインパクト、フォローまで力が入ってしまいます。
次回は、力を入れるタイミングをつかむドリルを行うそうです。
このコツがわかれば、さらに飛距離は伸びるというので次回レッスンが楽しみです。